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空の検索で22件の結果が見つかりました。

  • アナログ VU レベルメーター窓 — マッキントッシュ・ブルーと真空管アンバー

    針が動く窓をもう一つ開けておく楽しみ マッキントッシュ・ブルーのコンセプト。黒の粉体塗装の質感の上に、青いバックライトのガラス面と紺色の目盛りが乗ります。 音楽を聴いているあいだ、画面に残しておきたいものがあります。曲名でも波形でもなく、音に合わせて揺れる針です。数字で「−6dB」と書かれているのを読むのと、針が −6 のあたりで少し留まるのを眺めるのは、まったく別の体験です。 そこでアナログ VU メーターの窓を別に用意しました。左右チャンネルの出力レベルを針で示し、アルバムアートと曲情報、再生コントロール、そして窓を縦に伸ばせば中央に現れる簡易プレイリストまで、一つの窓に収めています。色のコンセプトは マッキントッシュ・ブルー と 真空管アンバー の二つで、スイッチ一つで切り替わります。 開き方 メニューバーの ウインドウメニュー →「レベルメーターを表示」 を選びます。ショートカットは Cmd+4 です。窓が開いているあいだ、同じ項目は「レベルメーターを隠す」に変わります。 メニューバー右側の Pine Player ステータスバーアイコンのメニューにも同じ項目があるので、プレーヤー窓を閉じた状態からでもすぐに開けます。 針が実際のメーターのように動きます この窓でいちばん手をかけた部分です。レベルの値をそのまま針の角度に入れると、デジタルの棒グラフを針の形で描いたものにしかなりません。実際の VU メーターの針は質量とバネを持つ物体なので、音が大きくなると素早く上がり、頂点で少し行き過ぎてから慣性で戻ってきます。 その挙動をバネ・ダンパーとしてモデル化し、60Hz で積分しています。バネ定数 190、減衰比 0.70 — 固有周期がおよそ 0.45 秒になるように定めた値です。両端には実機と同じくストッパーがあり、針が盤から外れることはありません。 目盛りは −60dB から 0dB までを 2dB 刻みの小目盛りで描き、0dB を超える区間は赤い弧で別に示します。レベルは dB = 20log10(振幅) で換算し、−60〜+3dB の区間に対応させています。回転軸を盤の下に置くことで実機と同じ緩やかなスイープになり、針の影も一緒に描いています。 窓を伸ばすと中央に簡易プレイリストが現れます この窓は大きさによって姿が変わります。窓の下辺をドラッグして縦に伸ばすと、メーターと下段バーのあいだに空いた中央のスペースへ簡易プレイリストが現れます。 列は曲・アーティスト・時間の三つです。 再生中の曲は強調され、曲が変わるとその行まで自動でスクロールします。行をダブルクリックすればその曲をすぐ再生します。窓を広げておけば、プレーヤー窓を開かずにこの窓だけで曲を選んで聴けます。 逆に窓を小さくすると、リストは自動的に消えます。余る高さが 46pt を下回った瞬間に隠れ、メーターとアルバムアートだけのコンパクトな姿に戻ります。横に広げるとメーターは幅 360pt まで、アルバムアートは正方形を保ったまま 300pt まで大きくなり、それを超えた余白もプレイリストが受け取ります。 そのほか窓に収めたもの 出力デバイスと、実際に出ているフォーマット。 タイトルバーのすぐ下に「出力デバイス・モード | ビット | サンプルレート」を一行で表示します。写真の「Shanling UA4 · Bit Perfect | 32bit | 48,000Hz」のように、いま音がどのデバイスへどの形式で出ているかがひと目でわかります。設定がシステムの既定デバイスになっている場合は、その時点の既定出力デバイス名を調べて表示します。 アルバムアートをクリックしてみてください。 モノクロブラウン管 → カラーブラウン管 → 原画の順に切り替わります。ブラウン管モードではベールと走査線が重なり、モノクロはテーマの色調(ブルーはシアン、アンバーはセピア)に染まります。選んだモードは保存され、次回起動時も維持されます。既定はモノクロブラウン管です。 タイムバーで曲送りできます。 経過時間と残り時間が両端に表示され、バーを押すかドラッグするとその位置へ移動します。 フォーマットはバッジで。 右下に 24bit・48k・M4A のように、ビット数・サンプルレート・コーデックをバッジに分けて表示します。幅が足りないときは前方を省いて右揃えを保ちます。 レベルはファイル再生だけでなく、Direct Stream Capture で他のアプリの音を受けているときや、動画を再生しているときにも同じように届きます。窓を開くとプレーヤーがレベル測定を有効にするので、設定でプレーヤー窓のレベルメーターをオフにしていても、この窓の針は動きます。 二つの色のコンセプトと、切り替え方 真空管アンバーのコンセプト。背景がアノダイズドアルミに変わり、メーター盤とアクセントカラーも琥珀色へ一緒に移ります。 切り替えるのは 下段のいちばん右にある小さなスライドスイッチ です。二つの色の点が入っていて、好きな側を押すとその場で切り替わります(カーソルを重ねると「メーターの色」のツールチップが出ます)。選んだ値は保存され、次回起動時もそのまま維持されます。 変わるのはメーター盤の色だけではありません。目盛りのインク、針、ガラスの縁、チャンネル表記(L・R)とあわせて、窓全体のアクセントカラー — 曲名、再生ボタン、シーク・音量バー、プレイリストの文字と見出し、フォーマット情報 — が一式で動きます。 マッキントッシュ・ブルー は、青いバックライトの入ったガラス面に紺色の目盛りを乗せた姿です。背景は黒の粉体塗装の質感で、96×96 の粒タイルをパターンとして敷き、艶消し塗装の肌を作っています。0dB を超える区間は明るいグレーから濃いグレーへ続きます。 真空管アンバー は琥珀色の盤に茶色の目盛りです。背景はアノダイズドアルミに変わり、艶消しのダークメタルに浅いブラシ目、サテンの反射、そして縁のビネッティングが入ります。0dB を超える区間は濃い赤茶色へランプします。ブラシ目は行の位置から計算して作るため、窓を動かしても再描画しても模様が揺れることはありません。 二枚の写真は同じ曲、同じ瞬間の同じ窓です。スイッチを動かしただけです。 Free エディションでは 窓は問題なく開き、曲名とアーティスト、アルバムアート、再生時間、プレイリスト、フォーマット情報まですべて表示されます。ただし針は動かず、再生ボタン・シークバー・音量・色の切り替えスイッチはロックされ、窓を開くときに Pro のご案内が出ます。針が動くところをご覧になるには Pine Player Pro が必要です。 まとめ レベルメーター窓は「情報を確認する窓」ではなく「つけておく窓」として作りました。Cmd+4 で開いて、好みの色を選び、一度伸ばして中央の簡易プレイリストまで引き出してみてください。音楽を聴くあいだ、傍に置いておきたい窓になればうれしく思います。

  • 新しい DSD コンテナ .dst — 圧縮とアルバムアートを一つのファイルに

    三つの DSD コンテナと、それぞれ足りなかったもの DSD は音は素晴らしいものの、ファイルは大きくなります。DSD256 の 1 曲で 5〜10GB、アルバム 100 枚で 1TB 近くに。.dst はこの大きさをロスレスで半分ほどに減らします。 DSD 音源をファイルに収めるコンテナは、これまで実質的に二つでした。DFF と DSF です。収められる音は同じなのに、収められないものがそれぞれ違っていました。 DFF は DST のロスレス圧縮が使えるので、ファイルサイズを半分近くまで小さくできます。ところがタグを収める標準の場所がありません。曲名もアーティストもアルバムアートもファイルの中に入れられず、ファイル名に頼るしかありませんでした。 DSF はその逆です。タグとアルバムアートはきちんと収められますが、圧縮に対応していません。DSD64 の 1 曲で数百 MB、アルバム 1 枚で数 GB がそのまま積み上がります。 そこで新しいコンテナを用意しました。.dst は DFF の DST 圧縮をそのまま使いながら、ファイルの末尾に ID3v2.3 タグを付けて曲情報とアルバムアートまで収めます。圧縮とタグの両方が使える DSD コンテナです。DFF を読むプログラムは末尾のタグを読み飛ばすので、互換性の問題もありません。 DFF DSF .dst DST ロスレス圧縮 可 不可 可 曲情報タグ 不可 可 可 アルバムアート 不可 可 可 おおよそのファイルサイズ 圧縮時 約 50% 100% 約 50% 倍率 制限なし 制限なし DSD64(SACD 規格) 作り方 — エンコード フォーマット変換の出力形式で DST(DSF with DST compression) を選びます。すぐ上の DFF(DFF with DST compression) は、タグなしで DFF に圧縮だけを適用する従来の形式です。 1) Pine Player Pro のフォーマット変換を開きます。 2) 変換したいファイルをリストに追加します。DSD(DSF・DFF)はもちろん、PCM(WAV・FLAC・ALAC など)も元ファイルとして使えます。 3) Format で DST(DSF with DST compression) を選びます。 4) 出力フォルダを決めて、Convert All または Convert Selected を押します。 5) Multi Tasking で同時変換数を指定できます。圧縮はコアを多く使う処理なので、複数を同時に走らせるとコアを分け合います。 元が PCM なら DSD64 に変調してから DST で圧縮し、元がすでに DSD なら音声データをそのまま移し替えてから圧縮します。どちらの場合も、元ファイルの曲情報とアルバムアートを引き継いでタグに収めます。 実測 — 29.7 秒の SACD 音源で 20,971,520 バイトが 10,269,578 バイトになりました(49.0%、約 2.04 倍)。所要時間は 8.3 秒で、実時間の 3.6 倍です。ロスレスなので展開すれば元とバイト単位で完全に一致します。 一点だけご注意ください。DST は SACD 規格上 DSD64 のみが定義されています。DSD128 以上を保管する場合は DSF か DFF をお使いください。 曲情報とアルバムアートを入れる Pine Meta Editor で .dst ファイルの曲情報とアルバムアートを読み書きできます。 .dst のタグは Pine Meta Editor で編集します。タイトル、アーティスト、アルバム、アルバムアーティスト、作曲者、指揮者、ジャンル、ディスクとトラック番号、年、コメント、著作権、発行者、そして歌詞まで入れられます。アルバムアートは「Add from Image File」で画像ファイルから直接追加します。 アルバムをまとめて整理するときは、Copy と Paste でアルバム単位の項目を次の曲へ引き継ぎ、下の < > ボタンでプレイリストの前後の曲へ移動しながら続けて作業できます。右上の Playlist Index で今何曲目かがわかります。 アルバムアートは PNG と JPEG のどちらも入れられ、入れた画像は取り出したときにバイト単位で元と同じです。タグを書いても音声データには一切触れません。 再生する .dst ファイルは Pine Player と Pine Player Pro でそのまま開けば再生できます。プレイリストに入れてダブルクリックするだけで、曲情報とアルバムアートもファイルから読み取って画面に表示します。 DAC へ DSD をそのまま送る DoP ネイティブ再生 にも対応しています。再生しながら圧縮をリアルタイムで展開し、1 ビットストリームをそのまま送り出します。途中で PCM に変換することはありません。SACD ISO のトラックと DST で圧縮された .dff も同じ方式で再生されます。シークや次の曲への進行も通常のファイルと同じように動作します。 ほかのプログラムで開く必要があるときは、変換で戻せます。.dst から DSF や DFF へ移す場合は展開して音声データをそのまま入れ直すだけなので、ロスレスでとても高速です。 まとめ DFF は圧縮できてもタグが入らず、DSF はタグが入っても圧縮できません。.dst はその両方を取ったコンテナです。ファイルサイズは半分、曲情報とアルバムアートはファイルの中に、音は元とバイト単位で同じです。 SACD から取り込んだ音源や、自分で作った DSD を長く保管するつもりなら、一度試してみてください。

  • DSD エンコーダーの品質改善、新しいコンテナ .dst と DST 圧縮エンコーダー

    DSD をつくる部分を一から作り直しました Pine Player Pro のフォーマット変換機能は、これまで DSD 変換を従来の Pine Player エンコーダーに任せてきました。問題なく動いてはいましたが、測定してみると惜しい点が残っていました。とくに DSD128・DSD256 のように倍率を上げても期待したほど静かにならない、オーディオとしては筋の通らない状態がありました。 今回のバージョンでは、PCM を DSD にする経路と DSD を PCM に戻す経路の両方を新しく実装し、これまでなかった DST 圧縮エンコーダー と新しいコンテナ .dst を追加しました。何がどう変わったのかを、測定値とあわせて整理します。 DSD は 1 標本を 1 ビットで記録する方式です。PCM を 1 ビットに変えるときノイズをどこへ押し出すかが結果を左右し、今回その部分を作り直しました。 ひと目でわかる比較 項目 従来の Pine Player エンコーダー 新しい実装 DSD64 SNR(1kHz −6dBFS) 100.0 dB 111.7 dB DSD64 THD −114.2 dB −134.7 dB 無音区間のノイズ(DSD64) −108 dBFS −137 dBFS 帯域内ノイズ(DSD128) −136.3 dBFS −180.8 dBFS 帯域内ノイズ(DSD256) −156.8 dBFS −191.9 dBFS PCM → DSD 変換時間(30 秒の曲) 10.62 秒 3.25 秒 DST 圧縮の作成 不可(読み取りのみ) 49.0%・2.04 倍(実時間の 3.6 倍) 測定条件と方法は本文の各節に記しています。いずれも同じ条件でデコードし、FFT で比較した値です。 1. PCM → DSD:新しいシグマデルタ変調器 DSD は 1 ビットの信号です。16 ビットや 24 ビットの PCM を 1 ビットに変えるには、量子化誤差を可聴帯域の外へ押し出すノイズシェーピングが必要で、この設計が結果の音質を左右します。 新しい変調器は誤差フィードバック構造で作りました。ノイズ伝達関数の零点は可聴帯域の内側にチェビシェフ配置で散らして、その帯域のノイズを最大限に抑えています。極はバターワース配置で帯域外の最大利得が 1.5 になるよう合わせ、1 ビット変調器が発散しない余裕を持たせました。次数は 5・6・7 次を用意し、状態が限界を超えた場合はその区間だけ引き戻す保護も入れています。 測定(DSD64、1kHz −6dBFS、同じ方法でデコードして FFT) 従来の Pine Player エンコーダー — SNR 100.0dB、THD −114.2dB 新しい変調器(6 次) — SNR 111.7dB、THD −134.7dB 無音区間のノイズは −108dBFS から −137dBFS へ下がり、出力レベルは従来と同じです。実際の音楽では 31Hz〜16kHz の応答偏差が ±0.06dB でした。 2. 倍率を上げれば、本当に静かになります ノイズ伝達関数の零点は「可聴帯域が正規化周波数でどこまでか」に合わせて置く必要があります。最初の実装は DSD64 を基準に作った係数表をすべての倍率に使っていたため、DSD128・DSD256 では零点が 40〜80kHz へ押し出され、可聴帯域内のノイズがほとんど減っていませんでした。倍率を上げた意味がない状態だったのです。 倍率ごとに 5・6・7 次の係数表を新しく設計しました。帯域内ノイズ(無音入力) は次のように変わりました。 DSD64 — −140.1dBFS(変化なし) DSD128 — −139.2 → −180.8dBFS(41.6dB 改善) DSD256 — −141.5 → −191.9dBFS(50.4dB 改善) 1kHz 正弦波の SNR も、DSD128 が 126.1 → 130.8dB、DSD256 が 127.9 → 130.8dB へ上がりました。倍率を上げた分だけ、実際に静かになります。 3. 44.1~48kHz 音源の高域と、三つの精度の問題 従来のエンコーダーと並べて測定する過程で、さらに三点を直しました。 44.1~48kHz 音源の高域が削られていた問題。 補間フィルターが 1 位相あたり 32 タップで遷移帯域が広すぎたため、18〜20kHz が 1.4〜4.3dB 削られていました。フィルター長を遷移帯域の幅から決めるように変え、補間を二段に分けました。一段目は音源を 8 倍までシャープなフィルター(1 位相 140 タップ、カイザー β=10)で上げ、二段目は信号が標本化周波数の 3% 以下にしか残っていない状態なので軽い曲線補間で埋めます。その結果、44.1~48kHz のスイープで 20kHz まで従来のエンコーダーと 0.00dB で一致します(以前は 19〜20kHz が −4.3dB)。 16 ビット Normalize の二重量子化。 一度 16 ビットで書き出したものを読み直し、レベルを合わせながらもう一度量子化していました。中間結果を 32 ビット浮動小数で保持し、最後に一度だけ量子化するようにして、16 ビット出力には TPDF ディザを入れます。静かな音源で SNR が 58.1dB から 93.3dB へ上がりました。 フィルター遅延の未補正。 群遅延の分だけ先読みし、音源が終わったあとに残りを押し出すようにして、音源に対して 16 標本あった遅延が 0 標本になりました。長さも正確に一致します。 速度も良くなりました。30 秒の曲の PCM → DSD 変換が 3.25 秒で、従来のエンコーダー(10.62 秒)の 3.3 倍です。画面の DSD Gain(−10〜+10dB)と Normalize の設定も、PCM 音源できちんと反映されるようになりました(以前は無視されていました)。 4. DSD → PCM の復調も自社実装に 逆方向も新しく作りました。バイトテーブルを使った 256 タップ FIR で 8 分の 1 にし、必要に応じて 63 タップのハーフバンドフィルターを最大 4 段追加します。間引きが大きいほどフィルターを長く取り、超高域のノイズが折り返して入らないようにしました。16 ビット出力には TPDF ディザを入れています。 44.1k・48k・96k・192k のいずれでも SNR は約 100dB、THD は −114dB で従来と同水準、20Hz〜30kHz の応答差は 0.00dB、時間軸のずれも 1 標本以内です。DSF・DFF・DST の三つの入力から得られる結果は標本単位で完全に一致します。速度は 30 秒の DSD64 で実時間の 21〜36 倍です。 5. DST 圧縮エンコーダー — DSD ファイルを半分の大きさに DST(Direct Stream Transfer)は SACD が使う DSD のロスレス圧縮です。これまで Pine Player Pro は、すでに DST で圧縮された素材(SACD ISO)を読むことしかできませんでした。圧縮を作るエンコーダーがなかったためです。 今回、その DST エンコーダーを新しく書き上げました。算術符号化器、フレーム構文、フレームとチャンネルごとに計算し直す予測フィルター(自己相関 → レビンソン・ダービン → 9 ビット量子化、次数 128)、予測誤差の確率表(64 要素)まで規格どおりに実装し、圧縮の利得が得られない区間は規格の「圧縮しない」フレームに戻します。 実測(29.7 秒の SACD 音源、5 スレッド) — 20,971,520 バイト → 10,269,578 バイト。49.0%、約 2.04 倍の圧縮 で、8.3 秒で完了します(実時間の 3.6 倍)。ロスレスなので展開すれば元とバイト単位で完全に一致し、独立した外部の DST デコーダーでも正常に再生できます。 変換の出力形式に DFF(DFF with DST compression) を追加しました。DST は SACD 規格上 DSD64 のみが定義されているため、この形式を選ぶと倍率は DSD64 に固定されます。圧縮の進行状況は既存のプログレスバーに続けて表示され、同時変換(最大 5 件)ではコア数をファイル数で分け、処理が互いを押しのけないようにしています。 6. 新しいコンテナ .dst — 圧縮した DSD にタグとアルバムアートを DFF は古いコンテナで、タグを収める標準の場所がありません。逆に DSF はタグをきちんと扱えますが、圧縮に対応していません。そこで、両方の良いところを合わせたコンテナを新しく用意しました。 .dst は音声データとして DFF の DST 圧縮をそのまま使い、ファイルの末尾に ID3v2.3 タグを付けて曲情報とアルバムアートを収めます。DFF を読むプログラムは末尾のタグのバイトを単に読み飛ばすので、互換性の問題もありません。 変換の出力形式 DST(DSF with DST compression) で作成でき、元ファイルの曲情報とアルバムアートをそのまま引き継ぎます。再生は通常の PCM 経路と DoP ネイティブ経路の両方に対応し、メタ情報エディターでタグの読み書きができます。 検証では、同じ音の .dst と .dff を比べて展開した DSD 5,644,930 バイトがすべて一致すること、アルバムアートの PNG・JPEG が往復後もバイト単位で同じこと、途中で切れたファイルやタグサイズを偽ったファイルでもアプリが落ちないことを確認しています。 7. そのほかの変更 DSD 同士の変換はコンテナだけを入れ替えます。 同じ倍率の DSD を別の DSD コンテナへ移すとき、以前は PCM を経由する再変換を行っていました。いまは音声データをそのまま移し替えます。DSF ↔ DFF はもちろん、DST で圧縮された DFF から DSF へ移す場合も、展開しながら直接書き込みます(一時ファイルなし)。ロスレスで、はるかに高速です。 DST で圧縮された .dff も変換できます。 以前は非圧縮の DSD しか読めなかったため、DST の .dff は変換に失敗していました。いまは展開して処理し、曲情報と出力ファイル名は元ファイルのものを引き継ぎます。 DoP ネイティブ再生の範囲が広がりました。 SACD ISO のトラックと DST で圧縮された .dff を、DoP でそのまま再生します。展開したストリームをファイルのように渡す入力経路を用意して解決しました。シークや次の曲への進行も正常に動作します。 形式名をわかりやすくしました。 DFF(DST) は DFF(DFF with DST compression) に、DST(DSD) は DST(DSF with DST compression) に変更しました。以前の名前が設定に保存されていても、自動的に新しい名前として読み込みます。 まとめ 要点は三つです。DSD エンコーダーを新しく作り、DSD64 で SNR を 11.7dB、DSD128・DSD256 で帯域内ノイズを 41〜50dB 改善しました。DST 圧縮エンコーダーを加えて、DSD ファイルをロスレスで半分ほどの大きさにできるようになりました。そして圧縮した DSD にもタグとアルバムアートを収められる新しいコンテナ .dst を追加しました。 本文の測定値はいずれも同じ条件でデコードし、FFT で比較した値です。DSD 音源を自分で作り、保管されている方のお役に立てばうれしく思います。

  • Apple Music・Spotify の音楽を Pine Player で聴く方法 — Direct Stream Capture

    ストリーミング音楽も、自分のオーディオエンジンを通して聴く 音楽をストリーミングで聴く時間がすっかり増えました。Apple Music、Spotify、YouTube などのサービスが届けてくれる音源の品質も、以前よりずいぶん良くなっています。ところが、その音が自分の DAC やスピーカーへ届くまでの経路には、私たちが手を入れられる部分がほとんどありません。良い機材をそろえても、アプリが送り出す音をそのまま受け取るしかなかったのです。 Direct Stream Capture は、まさにこの点を解決する機能です。ほかのオーディオアプリがシステムへ送り出す音を PCM のまま受け取り、Pine Player のオーディオエンジンをもう一度通して、自分が指定した出力デバイスへ送り出します。ファイル再生で使っていた DSP EQ、アップサンプリング(OSF・CSF)、ビットパーフェクト出力を、ストリーミング音楽にもそのまま適用できるようになります。 この機能は macOS の Core Audio Process Tap を使うため、macOS 14.4 以降 で動作します。キャプチャそのものは無料の Pine Player でも利用でき、キャプチャした音を EQ とアップサンプリングで整える段階は Pine Player Pro が提供します。 Apple Music や Spotify など他のアプリの音を Pine Player が PCM でキャプチャし、DSP EQ とアップサンプリングを通して、指定した出力デバイスへ送り出します。 1. まず、オーディオ出力デバイスを設定します Direct Stream Capture は「システムの既定の出力へ流れる音を受け取り、アプリに設定された出力デバイスへ送り出す」という構造です。ですから、何よりも出力デバイスの設定が先になります。 ① キャプチャしたい音をシステムの既定の出力へ流します macOS のシステム設定 > サウンドで、既定の出力デバイスを確認してください。Direct Stream Capture は、この既定の出力デバイスへ流れる音をキャプチャします。Apple Music や Spotify がアプリ側の設定で別のデバイスへ直接出力するようになっている場合はキャプチャされません。 ② Pine Player の出力デバイスを指定します Pine Player の設定ウィンドウを開き、「オーディオデバイス」タブの「出力」で、実際に音楽を聴くデバイス(USB DAC、オーディオインターフェイス、内蔵スピーカーなど)を選びます。キャプチャした音が最終的に出ていく場所が、このデバイスです。 ③ システムの既定の出力と同じデバイスでも問題ありません キャプチャがオンになると、元のシステム出力は自動的にミュートされます。処理されていない元の音が重なって聞こえたり、フィードバックが起きるのを防ぐための動作です。したがってシステムの既定の出力と Pine Player の出力デバイスが同じ DAC でも問題なく動作し、実際に聞こえるのは常に Pine Player を通った音だけです。 ④ デバイスが対応するサンプルレートを確認しておきます アップサンプリング出力を使う予定なら、デバイスがどのレートまで受け付けるかを知っておくとよいでしょう。設定ウィンドウの「システムオーディオMIDI設定ウィンドウを開く」ボタンから、macOS の Audio MIDI 設定をそのまま開いて確認できます。なお Direct Stream Capture の出力は、デバイスの互換性のため最大 192kHz までとしています。 もう一点。キャプチャモードではプレーヤーウィンドウのボリュームスライダーが、アプリ内部のボリュームではなく 出力デバイスのハードウェアボリューム を直接調整します。元の音源のレベルに手を加えずに音量を合わせるためです。 2. Direct Stream Capture をオンにして聴く 設定が終われば、使い方はとても簡単です。 1) 再生中のファイルがあれば、まず停止します。キャプチャはファイル再生中はオン・オフできません。 2) プレーヤーウィンドウのキャプチャボタンを押します。オンになるとボタンのアイコンが明るくなります。メインメニューとステータスバーメニューの「Direct Stream Capture をオン / オフ」項目でも同じ操作ができます。 3) 初めてオンにするとき、macOS がシステムオーディオのキャプチャ権限を求めます。許可してください。Pine Player はこの権限を、システム出力をアプリのオーディオエンジンで処理し直す目的にのみ使用します。 4) あとは Apple Music、Spotify、YouTube などで音楽を再生します。Pine Player のレベルメーターが動きはじめ、アーティスト欄には現在キャプチャ中のアプリ名が、フォーマット表示にはキャプチャ元の PCM サンプルレートが表示されます。 5) オフにするには、キャプチャボタンをもう一度押します。キャプチャのために変更していた出力デバイスのサンプルレートとボリュームは、元の状態に戻ります。 キャプチャがオンのあいだ、Pine Player でファイルを再生することはできません。アプリのオーディオ経路全体がキャプチャしたストリームに割り当てられるためです。 3. Pro の DSP EQ でストリーミング音楽を整える ここからが Pine Player Pro の領域です。設定ウィンドウの「オーディオデバイス」タブで DSP • イコライザーモード をオンにすると、ファイル再生で使っていた EQ エンジンがキャプチャしたオーディオにもそのまま適用されます。ストリーミングアプリの音楽を、自分のヘッドフォンや部屋の特性に合わせて調整できるようになります。 適用される内容はファイル再生と同じです。パラメトリック EQ の各バンド、低域・高域のシェルビングフィルター、ローパス・ハイパスフィルター、プリゲインまで、EQ ウィンドウで調整した値と保存しておいたプリセットがリアルタイムに反映されます。スライダーを動かせば、いま流れているストリーミング音楽の音がその場で変わります。 EQ モードは演算自体をオーバーサンプリングしたレートで行います。出力レートは 44.1kHz・48kHz・96kHz の固定値、またはソースレートの ×2・×4 から選べます。44.1kHz 系は 176.4kHz まで、48kHz 系は 192kHz までに制限し、元のクロック系列から外れないようにしています。リサンプリングには Pine Player の高品質リサンプリングエンジンを使用します。 特定の帯域を大きく持ち上げるときは、プリゲインを少し下げておくほうが安全です。ストリーミング音源はすでにかなり高いレベルでマスタリングされている場合が多く、ブーストを加えるとクリッピングが起きることがあります。 4. OSF・CSF アップサンプリングとビットパーフェクト出力 EQ を通さず、純粋に出力品質だけを引き上げたい場合は次のモードを使います。 OSF(Over Sampling Filter) — DSP EQ、ビットパーフェクト、CSF をすべてオフにした標準の状態です。キャプチャした PCM に EQ 演算をまったく行わず、設定した出力レートへのアップサンプリングだけを行います。リサンプラーには Pine Player の高品質リサンプリングエンジンを使用し、出力レートはソースレートそのまま(×1)・×2、または固定レートから選べます。ストリーミング音源の音の性格を変えずに、DAC のデジタルフィルターの負担だけを軽くしたいときに向いています。 CSF(Custom Sampling Filter) — リサンプルフィルターを自分で設計するモードです。フィルター長、カットオフ、位相シフト、演算精度、フィルターの種類、ディザまで指定できます。フィルター長とカットオフによってプリリンギング・ポストリンギングの量が変わるので、好みの位置を探りながら調整してみてください。リサンプリングフィルターとリンギングについては、ブログの「リサンプリングフィルターにおける「リンギング現象」とは?」で詳しく解説しています。 ビットパーフェクト — 何の処理も行わず、キャプチャ元のサンプルレートのまま送り出します。出力デバイスのクロックもソースレートに合わせて切り替わります。ストリーミングアプリが送ってくる信号を、できるだけ手を加えずに DAC へ届けたいときに使います。 どのモードを使っても、出力デバイスのハードウェアサンプルレートは実際の処理レートに合わせて自動的に切り替わります。ただしキャプチャ出力は 192kHz を上限としています。352.8kHz・384kHz を受け付けないデバイスで、音がまったく出なくなる事態を防ぐための安全策です。 キャプチャ中に EQ モードや出力モードを変更すると、オーディオエンジンが再構成されるため音が一瞬途切れます。正常な動作ですので、心配はいりません。 5. うまくいかないときに確認すること 音がまったく出ません — 設定の出力デバイスが実際に接続されているデバイスかどうか、そしてキャプチャしたいアプリの音がシステムの既定の出力へ流れているかを確認してください。ほとんどの場合、この二つが原因です。 ボタンを押してもオンになりません — macOS 14.4 以降かどうか、そしてファイル再生が停止した状態かどうかを確認してください。再生中はキャプチャの切り替えが動作しません。 権限の要求を誤って拒否してしまいました — macOS のシステム設定「プライバシーとセキュリティ」で Pine Player のオーディオキャプチャ権限を再度許可し、アプリを再起動してください。 ボリュームスライダーがデバイスの音量を動かします — キャプチャモードでは意図した動作です。元のストリームのレベルに手を加えないよう、出力デバイスのハードウェアボリュームを制御しています。 まとめ Direct Stream Capture は「ストリーミングアプリの音には手を出せない」という前提を取り払う機能です。無料の Pine Player ではシステム出力をアプリの出力デバイスへ送り出すところまで、Pine Player Pro ではそこに DSP EQ と OSF・CSF アップサンプリング、ビットパーフェクト出力を加えて、ストリーミング音楽まで自分の望む音に整えることができます。 お持ちの DAC とヘッドフォンの実力を、ストリーミング音楽でも最後まで引き出してみてください。よい音楽の時間をお過ごしください。

  • 音楽を超えて映像へ — Pine Player Pro が実現する映画体験

    映画を見るためにプレーヤーを起動するとき、私たちはごく当たり前のことを期待します。 ファイルが問題なく開き、映像が滑らかに再生され、字幕が見やすく表示され、必要なときにはテレビへ簡単に映せることです。 しかし、現実はそれほど単純ではありません。 再生できないファイルがあったり、字幕が正しく表示されなかったり、古い動画を変換しなければならなかったり、テレビで視聴するために複雑な設定が必要になることもあります。 Pine Player Pro は、そうした不要な手間を取り除くために生まれました。 長年にわたり、高音質な音楽再生プレーヤーとして多くのユーザーに支持されてきた Pine Player Pro。その思想は今、映像再生にも受け継がれています。 ユーザーは技術的な問題を気にするのではなく、コンテンツそのものを楽しむべきだと私たちは考えています。 動画ファイルを Pine Player Pro にドラッグ&ドロップした瞬間、独自のビデオエンジンがメディアを解析し、最適な方法で再生を開始します。 最新の高解像度映像はもちろん、長年保存していた古い動画ファイルでも、追加ソフトウェアや複雑な設定なしで快適に楽しむことができます。 再生が始まると、まず気付くのが字幕の見やすさです。 優れた字幕とは、映像の邪魔をせず、自然に物語へ没入させてくれるものです。 Pine Player Pro は、鮮明で読みやすい字幕表示を実現し、大切なセリフを見逃すことなく映画の世界に集中できるよう設計されています。 海外映画やドキュメンタリー、クラシックなSF作品まで。 字幕は単なる補助機能ではなく、映像体験の一部として自然に溶け込みます。 再生品質にも妥協はありません。 Pine Player Pro は Apple ハードウェアの性能を最大限に活用し、高解像度の映像でも滑らかで安定した再生を実現します。 高速シーク、快適な再生コントロール、再生速度調整、正確なタイムライン移動など、映像鑑賞をより快適にする機能を備えています。 そして映画鑑賞は、デスクの前だけで終わるものではありません。 最高の映画体験は、時にはリビングルームにあります。 Pine Player Pro は AirPlay 2 と DLNA に対応しており、Mac で再生していた映像を簡単にテレビへ転送できます。 デスクトップで始めた映画を、そのまま大画面へ引き継ぎ、途切れることなく楽しむことができます。 本当に優れたメディアプレーヤーとは、その存在を意識させないものです。 コーデックやファイル形式、字幕形式、再生設定について考えさせません。 ただファイルを開き、再生するだけです。 その瞬間から、あなたの視線はプレーヤーではなく物語へ向かいます。 それこそが、Pine Player Pro が目指す映像体験です。 より少ない複雑さ。 より深い没入感。 より少ないトラブル。 より豊かなエンターテインメント体験。 メディアプレーヤーは、あなたとコンテンツの間に立つ存在であってはなりません。 静かにその存在を消し、映画やドキュメンタリー、ライブ映像、そして大切な映像コレクションそのものを輝かせるべきです。 Pine Player Pro は、音楽を愛する人々のためのプレーヤーとして始まりました。 そして今、映像を愛する人々のための総合メディア体験へと進化しています。 次の映画鑑賞の夜には、ぜひ Pine Player Pro をお試しください。 プレーヤーの存在を忘れた瞬間、本当の没入体験が始まります。

  • macOSでオーディオCDを簡単にファイルに変換する方法

    Pine Player Proのフォーマット変換機能で簡単に完成するCDリッピング 最近のMacでは、CD/DVDドライブが標準で搭載されていないため、見かけることがほとんどなくなりました。以前はCDを入れるだけで音楽を聴いたり、ファイルとして取り込んだりするのが当たり前でしたが、今では追加の機器なしでCDを活用すること自体が難しくなっています。それでも、オーディオCDの価値がなくなったわけではありません。むしろ、高音質を重視される方にとっては、CDはいまだに重要な音楽ソースです。 そして、この記事を読んでいる方の多くは、こんな経験をされたことがあるのではないでしょうか。本棚の一角にきれいに並べられているものの、何年も一度も手に取られていないオーディオCDたちです。「いつか聴こう」と思いながら、そのまま静かに埃をかぶっている状態です。 しかし現実はどうでしょうか。ストリーミングサービスのアプリを開くほうが圧倒的に速くて便利なため、CDは次第に「コレクション用の飾り」へと変わっていきます。中には「このアルバム、本当に買ったっけ?」と自分の記憶を試す存在になっているものもあるかもしれません。 ところが、少し考え方を変えるだけで状況は大きく変わります。これらのCDを音楽ファイルとして取り込んでおけば、ストリーミングサービスよりも便利に、そしてより高音質で音楽を楽しむことができます。広告もなく、ネットワーク環境に左右されることもなく、何よりすでに所有している音楽を最大限に活用できるからです。 つまり、本棚の中で静かに“引退生活”を送っていたCDたちが 👉 再び現役のプレーヤーとして活躍する瞬間と言えるでしょう。 😄 Pine Player ProでCDリッピングをより簡単に Pine Player ProはmacOS向けの高音質音楽プレーヤーとして広く知られており、最近のアップデートによりフォーマット変換機能にオーディオCDのリッピング機能が追加されました。この機能の最大の特長は、単なる「抽出」にとどまらず、面倒な作業を必要とせずに完成された音楽ファイルを作成できる点です。オーディオCDを挿入すると、プログラムが自動的にディスクを認識し、インターネットを通じてアルバム情報やトラック情報を取得します。アーティスト名、アルバムタイトル、トラックリストはもちろん、アルバムアートも自動で設定されます。ユーザーは出力フォーマットと保存先を設定するだけで十分です。その後、変換ボタンを押すと、すべての処理が自動的に進行します。 使用前に:重要な設定 macOSでは、オーディオCDを挿入すると、デフォルトで特定のアプリが自動的に起動する場合があります。この場合、Pine Player ProがCDを正常に処理できないことがあります。 そのため、システム設定の「CDs & DVDs」に移動し、「音楽CDを挿入したとき」の項目を「無視(Ignore)」に変更してください。 この簡単な設定だけで、その後の作業がよりスムーズに進むようになります。 実際の変換手順はとても簡単です Pine Player Proを起動し、フォーマット変換ウィンドウを開けば、準備はほぼ完了です。外付けCDドライブにオーディオCDを挿入すると、トラックリストとアルバム情報が自動的に画面に表示されます。 その後、希望する出力フォーマットを選択できます。音質をそのまま保ちたい場合はFLACをおすすめします。容量を抑えたい場合は、MP3など他のフォーマットを選択することも可能です。 また、ファイル名の形式をあらかじめ設定することもでき、「アーティスト-アルバム-トラック-タイトル」のようなルールで自動的に整理されたファイルを作成できます。 保存先を指定して変換を開始すると、プログラムがCDを読み取り、指定したフォーマットでファイルを作成します。この際、メタデータやアルバムアートも自動的に付加されるため、作成されたファイルはそのまま音楽ライブラリに追加してご利用いただけます。 従来の方法との違い 従来のCDリッピング方法は、やや手間のかかる作業が必要でした。CDから音声を抽出した後、別のソフトで変換を行い、さらにメタデータを編集し、ファイル名を整理する必要がありました。この一連の作業には多くの時間がかかるだけでなく、情報が欠けてしまう場合もありました。 一方、Pine Player Proのフォーマット変換機能は、これらすべての工程を一つに統合しています。CDの挿入からファイル生成までが一つのインターフェース内で完結し、多くの情報は自動的に処理されます。その結果、ユーザーは最小限の操作で作業を完了することができます。 音質と利便性を同時に実現 この機能の最大の特長は、音質と利便性を同時に実現できる点にあります。出力フォーマットを直接選択できるため、FLACのようなロスレス形式で取り込むことで、CD本来の音質をそのまま維持することが可能です。また、中間的な変換工程がないため、音質劣化の心配もありません。 さらに、自動メタデータ処理機能により音楽ファイルの管理が大幅に簡単になります。アルバムアートが含まれた整理されたファイル構成は、NASやDAC環境でもそのまま活用でき、高音質オーディオ環境を構築される方にとって非常に有用です。 CDの利用環境は以前に比べて減少していますが、今でも多くのユーザーが大切な音楽コレクションをCDの形で保管しています。Pine Player Proのフォーマット変換機能は、これらの資産を現代的なデジタルライブラリへと簡単に変換するお手伝いをします。 複雑な設定や複数の手順を必要とせず、CDを挿入して数回クリックするだけで完成された音楽ファイルを取得できるという点で、この機能は単なる利便性を超えた実用的な価値を提供します。 macOSでCDリッピングを検討されている場合、本機能は最も手軽で完成度の高い解決策の一つとなるでしょう。

  • 音楽再生に合わせて同期歌詞を表示・編集できる機能

    ポップ音楽において、歌詞はメロディと同じくらい重要な要素です。時には、作詞者の意図や感情はメロディ以上に歌詞を通して直接的に伝わることもあります。たった一行のフレーズが楽曲の雰囲気を完成させ、音楽を単なる「音」から「物語」へと変えてくれるのです。 しかし実際には、音楽を聴いているだけで歌詞の意味を正確に理解するのは難しい場合があります。発音が速かったり、ボーカルがミックスに埋もれていたり、あるいは外国語の歌詞であったりすると、なおさらです。このような状況では、歌詞を画面に表示する機能が非常に役立ちます。特に、音楽の再生に合わせて表示される同期歌詞機能は、楽曲への没入感を大きく高めてくれます。 Pine Player Pro の歌詞同期機能 Pine Player Pro はこのニーズに応え、アルバムアートウィンドウで同期歌詞機能をサポートしています。 インターネットから歌詞を自動検索して画面に表示し、タイミング情報を含む LRC ファイルが存在する場合には、音楽の再生に合わせて歌詞がスムーズに追従します。音楽を聴きながら歌詞を同時に楽しむことができ、まるでライブパフォーマンスの字幕を見ているかのような体験を提供します。 Pine Player Pro Albumart Window 同期歌詞が見つからない場合 すべての楽曲に同期歌詞ファイルが用意されているわけではありません。特に、あまり知られていない楽曲や古い音源の場合、タイミング情報のないプレーンテキストの歌詞しか提供されていなかったり、場合によっては歌詞自体が見つからないこともあります。 そのような場面で物足りなさを感じたことがあるなら、Pine Player Pro が解決策を提供します。 自分で作る同期歌詞 – LRC Editor Pine Player Pro には、ユーザー自身が同期歌詞を作成・編集できる強力な LRC Editor  が搭載されています。 LRC Editor では、次のことが可能です: 音楽再生に合わせて手動でタイミングを設定 行ごとに細かく同期を調整 既存の歌詞の編集および並び替え 完成した LRC ファイルの保存と再利用 この機能により、単なるリスナーから、完璧に同期された歌詞を作るクリエイターへと変わることができます。お気に入りの楽曲の感情をより正確に表現し、音楽をさらに深く楽しむことができます。 LRC Editor の使い方 歌詞の準備 まず、目的の楽曲の歌詞をインターネットで検索します。 以下の方法があります: Google 検索 を利用する lrclib.net  などの歌詞専門サイトを利用する 歌詞が見つかったら、テキストをコピーしてクリップボードに保存してください。 もしオンラインで歌詞が見つからない場合は、テキストエディタ(例:メモ帳)を使って手動で入力することもできます。 プレーンテキストで問題ありません。その後、LRC Editor 内で同期作業を進めることができます。 LRC Lyric Sync Editor を開き、クリップボードの歌詞を貼り付けます。 画像のように、歌詞がエディタ内にコピーされます。 次に、Pine Player Pro で音楽の再生を開始します。 再生が始まると、LRC Editor 画面には以下の情報が表示されます: 現在再生中の音楽ファイル名 リアルタイムの再生位置 次の手順 Editor ウィンドウのタイトルバーをクリックしてフォーカスを有効にします。 音楽を聴きながら、正しい再生タイミングに合わせて各歌詞行をクリックします。 歌詞行をクリックした瞬間の再生時間が自動的に保存されます。 この作業を繰り返すことで、各行に正確なタイミング情報が記録され、同期が完成します。 音楽の流れに合わせて自然にクリックするだけなので、直感的かつスピーディーに同期作業を進めることができます。 タイミングを入力している際に、間奏や曲のエンディングなど、歌詞のない演奏のみの部分がある場合があります。 そのような場合は、 スペースキーを押すだけ で対応できます。対応するタイムスタンプ付きの空白行が次の行に自動的に挿入され、歌詞のない演奏部分を表現することができます。 これにより、ボーカルのない部分も含めて、曲全体を通して正確なタイミングを維持することができます。 同期タイミングの修正・編集方法 同期作業中に、早くクリックしすぎたり、正しいタイミングを逃してしまうことがあります。しかしご安心ください。Pine Player Pro では簡単に修正できます。 時間を間違えて入力した場合 早くクリックしてしまっても慌てる必要はありません。正しいタイミングで 同じ歌詞行をもう一度クリック してください。 新しくクリックした時間が自動的に保存され、以前のタイムスタンプは上書きされます。 タイミングを逃してしまった場合 正しい瞬間を逃してしまった場合は、 Forward(+10秒)ボタン を押して10秒先へ移動します。 その後、正しいタイミングで再度歌詞行をクリックしてください。 歌詞および時間情報の編集 Pause ボタン を押して音楽の再生を停止します。 不要な歌詞行は削除できます。 タイムスタンプの修正や、歌詞テキストの編集も可能です。 歌詞を直接編集するには: 編集したい行を選択します。 修正したいテキストをクリックします。 しばらく待つと、その行が編集可能なテキストフィールドに切り替わります。 内容を修正し、確定すると変更が反映されます。 Pine Player Pro の LRC Editor は、同期作業中にミスがあっても簡単に修正できるよう設計されています。 落ち着いて繰り返し調整することで、誰でも正確に同期した歌詞を作成することができます。 ショートカットキーの使い方 ショートカット 動作説明 'q' 音楽の再生位置を10秒前に移動 'e' 音楽の再生位置を10秒後に移動 'w' 選択された歌詞行を上へ移動 's' 選択された歌詞行を下へ移動 'a' 入力された時間を0.1秒前に調整(減少) 'd' 入力された時間を0.1秒後に調整(増加) [SPACE] 選択された行の時間を入力(すでに入力されている場合は更新されます) [ENTER] 選択行の下に空行を追加し、時間を入力(間奏表示) ⌫ 選択された行を削除 LRCファイルの保存と活用方法 すべての入力が完了したら、 「Save as LRC Format」ボタン をクリックして、LRCファイルとして保存します。 推奨される保存場所とファイル名 最もおすすめの方法は次のとおりです: 音楽ファイルと 同じフォルダ に保存する 音楽ファイルと まったく同じファイル名 を使用する 例: MySong.flac MySong.lrc このように保存すると、Pine Player Pro は再生時に Album Art Window  でLRCファイルを自動的に検出・読み込みし、音楽に合わせて歌詞を同期表示します。 追加の設定は不要で、すべて自動的に動作します。 クリップボードコピーの活用 LRCデータをクリップボードにコピーすることも可能です。 これにより、以下のことができます: テキストエディタでさらに編集する 他のアプリケーションで使用する 歌詞共有サイトなどのウェブサイトにアップロードする Pine Player Pro の LRC Editor は、単に歌詞を表示するだけでなく、ユーザー自身が同期歌詞を作成・管理できる強力なツールです。 ぜひお気に入りの楽曲で同期作業を試してみてください。音楽体験の新たな深みを発見できるかもしれません。

  • 5.1ch マルチチャンネル音源の再生方法

    Pine Player Pro  では、5.1ch から 7.1ch までのマルチチャンネルオーディオ再生に本格対応しました! FLAC、WAV、AIFF  はもちろん、 DSD(DSF、DFF)  などの高音質フォーマットも幅広くサポートしており、マルチチャンネル音源を快適に楽しめます。 マルチチャンネル 5.1(6ch)を再生 5.1ch 以上の音源を再生するには、新たに追加された マルチチャンネル DAC コントロールモード を有効にしてください。 設定画面の DAC Control  タブから簡単にオンにできます。 新しく追加されたマルチチャンネル再生モード 再生を始める前に、macOS に標準搭載されている Audio MIDI 設定  アプリを起動します。 6ch や 8ch 対応の DAC やオーディオインターフェース をお持ちであれば、それをそのまま設定してください。 お持ちでない場合は、複数の 2ch オーディオデバイスを組み合わせて Aggregate Device(統合デバイス)  を作成できます。 マルチチャンネルデバイスが準備できたら、 「スピーカーを構成...」  ボタンをクリックします。 5.1 または 7.1 レイアウトを選び、それぞれのチャンネルを正しいスピーカー出力にマッピングしてください。 最後に、設定したデバイスを システムのデフォルト出力  として指定しましょう。 この設定により、Pine Player Pro でマルチチャンネル出力が正しく認識されます。 SACD ISO の再生について マルチチャンネルの SACD ISO ファイル  をお持ちですか? Pine Player Pro の Split Each Tracks(トラック分割)  機能を使えば、 DSF または DFF  形式で簡単に分離できます。 ヒント:  分割時は必ず Multi Track(マルチトラック)  オプションを選択してください。マルチチャンネル情報が保持されます。 臨場感あふれるサラウンド体験を これで準備は完了です!Pine Player Pro で深みのあるサラウンドオーディオの世界を存分にお楽しみください。 私たちは常に、音楽を愛する皆さまに最高のリスニング体験をお届けするため進化を続けています。

  • リサンプリングフィルターにおける「リンギング現象」とは?

    オーディオや画像などのデジタル信号を扱う際に、 サンプリングレートを変更(リサンプリング)  することはよくあります。しかしその過程で、思わぬ副作用である 「リンギング現象」  が発生することがあります。 この記事では、リンギングがなぜ起きるのか、それがどのような影響を与えるのか、またその対策について解説します。 リンギング現象とは? リンギングとは、信号の 急激な変化部分に現れる不自然な振動 のことです。 オーディオ では、高周波のノイズやエコーのように聞こえることがあります。 画像 では、文字や線の周りに 細い縞や影のような輪郭 として現れます。 要するに、 存在しないはずの"余韻"や"縁取り"が人工的に生まれる 現象です。 なぜリンギングが発生するのか? リサンプリングでは、**ローパスフィルター(低域通過フィルター)**を用いて、高周波成分を取り除き、**エイリアシング(折り返し歪み)**を防ぎます。 理想的なローパスフィルターは、理論上では sinc関数(sin(x)/x)  です。しかしこの関数には以下の特徴があります: 無限に続く振動 現実世界では正確に実装できない 実装時には**ウィンドウ処理(切り捨て)**して使用する このウィンドウ処理によって、 振動が完全には止まらずリンギングが発生してしまう のです。 オーディオでのリンギング例 以下のような場面でリンギングが目立ちます: ドラムなどの 強いアタック音 高解像度の音源を アップサンプリング した場合 静かなパートでの 不自然な高周波ノイズ リンギングを抑える方法 リンギングは完全には回避できませんが、以下のような方法で 大きく軽減 できます: 方法 説明 フィルター長を短くする リンギングが減るが、高域成分の損失が生じやすい ウィンドウ関数を工夫する Blackman、Hann、Hamming、Kaiserなどを活用 最小位相フィルターを使用する リンギングを片側(主に後ろ)に限定する オーバーサンプリング 高いレートで処理してからダウンサンプリングする フィルター選択機能の提供 ユーザーが好みに応じて選べるようにする リンギングは、sincベースのフィルターが持つ 数学的な宿命 です。しかし、フィルター設計やユーザー選択の工夫によって、 実際の影響は大きく抑えることが可能 です。 高音質オーディオや細かい画像処理を行う場合は、フィルターの選定が品質を左右する大事なポイントとなります。 Pine Player Pro のような高機能プレイヤーでは、リンギング対策として複数のリサンプリングフィルターを搭載しています。ぜひ好みに合った音質を探してみてください。 OSF(オーバーサンプリングフィルター) は最適なフィルターアルゴリズムが自動で設定され、常にベストな状態で再生されます。ただし、特定の曲に対して個別に設定を変更したい場合は、**CSF(カスタムサンプリングフィルター)**を選択し、以下のオプションを使用して調整してみてください。 リサンプリングの品質やリンギングの制御は、主に次のオプションで調整できます オプション 説明 リンギングへの影響 Filter Size フィルターのサイズ(タップ数)を設定 サイズが大きいほど高音質になるが、リンギングが増加する可能性あり Phase Shift フィルターの位相段階数(4~30) 低い値は最小位相効果でリンギングを抑制、高い値は周波数応答が高精度になるがリンギングの可能性増加 Cutoff カットオフ周波数の比率(0.0~1.0) 小さい値に設定するとエイリアスを抑え、リンギングも軽減される Precision 内部計算の精度(デフォルト:16) 精度を高くすると、よりクリアな音質を実現 filter_size (libsoxr専用)soxr フィルターのサイズを設定 リンギングの抑制に影響する Filter Type フィルターの種類を指定 デフォルトではKaiserが推奨されるが、リンギングを減らすにはLanczosやBlackman Nuttallも有効

  • DSDオーディオを最適に楽しむための変換方法

    最近、ほとんどのオーディオDAC機器はDSDオーディオのネイティブ再生をサポートしており、DSDへの関心が急増しています。しかし、DSDとPCMベースのオーディオにはデジタル変換方式に大きな違いがあり、誤ったリスニング方法は逆効果を招くことがあります。したがって、音楽をそのまま聴く前に、自分の環境に適したフォーマットに変換してから聴くことが、最適な音質を保証する方法です。 Pine Player Proでは、さまざまなフォーマット変換機能を提供しており、最近ではDSDに関連する最適な変換機能を追加して、ユーザーにより優れた音質を提供できるようにしています。以下では、PCMからDSD、そしてDSDからPCMへの変換方法を紹介します。 Pine Player Pro Format Converter 1. PCMからDSDへの変換 FLACやMP3ファイルをDSD(DSF、DFF)に変換すれば、DSDネイティブDACで再生できます。フォーマット変換は簡単に行えますが、最適な補間フィルターを使用するため、変換には時間がかかります。この際、マルチタスクオプションを使用すると、最大5つの作業を同時に実行して、変換時間を節約できます。 PCMからDSDに変換する際、前後にサイレンスパディングを追加すると、DSD DoP機能で発生することのあるティックノイズなどの問題を減らすことができます。ほとんどのDACではこれらの問題が解決されていますが、特定のDACでDoP再生時に音質の歪みが発生する場合は、適切なパディングを加えることで、DACがDSD再生の準備時間を持つことができます。 また、PCMファイルに含まれるアルバムアートやトラック情報は、DSD(DSF、DFF)ファイルにそのまま保存されるため、オリジナルのDSDオーディオを簡単に作成できます。 2. DSDからPCMへの変換 古いPCM方式のDACでDSDファイルを再生する場合、ボリュームレベルの調整が難しくなるため、適切なノーマライズが非常に重要です。PCMへの変換で適切な補間フィルターを使用しないと、音質に損傷を与えることがあります。このような場合、DSD音楽をリアルタイムで聴くのではなく、フォーマット変換機能を利用して、PCMベースのFLACファイルに変換してから再生することで、最適な音質が保証されます。 Pine Player Proでは、DSD(DSF、DFF)ファイルをFLAC、MP3、M4Aなど、さまざまな音楽ファイルフォーマットに変換する機能をサポートしています。音源を変換する際には、ゲインをノーマライズして最適な状態にするため、低音量やクリッピングの現象を事前に防ぐことができます。また、現存する最高の補間フィルターを使用して、非常に満足のいく音質で変換されます。変換には時間がかかるため、マルチタスク機能を活用して最大5つの作業を同時に実行し、変換時間を短縮できます。 結論 PCMとDSDオーディオの違いを理解し、変換機能を適切に活用することが、最良の音質を体験するための鍵です。Pine Player Proは、DSDオーディオを最も適切なフォーマットに変換し、優れた音質を提供するお手伝いをします。各フォーマットに最適な設定を活用して、最高の音質を楽しんでください。

  • SACD ISO イメージ ファイルを WAV および FLAC ファイルに変換する

    SACD ISO ファイルを他の形式に変換するには、まずイメージ ファイルから DSD 形式のファイルを抽出する必要があります。 図に示すように、ISO ファイルをプレイリストに入れてオプション メニューを押すと、下部に各トラック情報を含む「分割」メニューが表示されます。これを選択し、保存フォルダーを指定すると、トラックごとにDSF形式のDSD音楽ファイルが作成されます。 フォーマットコンバーターを使用して、これを希望の音楽フォーマットに変更できます。 Pine Player Proを使用すれば、SACD ISOファイルをDSF、DIF、DIF(DST)などのDSDファイルに抽出することができます。抽出されたファイルは、Pine Player Proに内蔵されたファイルコンバータを使用して、FLAC、MP3、M4Aなどのさまざまな音楽ファイルとして保存できます。

  • Bit Perfectとは何ですか?

    Bit Perfectの基本的な意味は、PCMでマスタリングされた音楽データを一切の改変や損失なくDAC(デジタル-アナログ変換器)に送信し、再生するプロセスを指します。これにより、アーティストの意図したままの音楽を体験できるとされています。 音楽プレーヤーの観点から見ると、一理ある話かもしれませんが、簡単に言えば、データを何もせずにそのままDACに渡すことを意味します。 しかし、リスナーの観点では、環境に合わせて音を再解釈し、調整する方が好まれる場合が多いです。例えば、狭い空間で音楽を聴く場合、スピーカーのブーミング効果で低音域が過度に強調されることがあります。このような場合、EQやDSPで低音域をフィルタリングすることで非常に効果的です。また、ボーカルの音色を強調したり、若干のディストーションを加えてライブ感を演出することも可能です。最近では、高性能DACにおいてアップサンプリングがデジタル-アナログ変換に有利であるという主張が受け入れられています。 このようなPCM処理は音楽プレーヤーが行うのが最も効率的です。PCMデータはフィルタリングに最適なフォーマットであるため、DACに送る前にこの演算処理を行えば、音質を損なうことなく簡単に変換可能です。現代のコンピュータ性能はこれを行うには十分すぎるほどです。 Bit Perfectを使わないと音が変わる? もちろんです。なぜそうなるかを理解するには、まずOSのオーディオコアについて知る必要があります。 ご存知のように、macOSを含むコンピュータのOSは音楽再生専用のデバイスではありません。ゲームの効果音や警告音、さらにはウェブブラウザの雑多な音も再生する必要があります。 そのため、OSは現在動作しているすべてのアプリケーションから送信される音をミックスし、スピーカーに出力します。 例えば、音楽プレーヤーで音楽を再生中にメールが届くと、通知音がミックスされて聞こえます。この場合、聴いている音楽のPCMデータは改変されてしまいます。 さらに、DACはOSの指示に厳密に従う必要があります。OSがDACに48kHzのサンプリングデータを送信するよう指示すれば、DACはそれに従わざるを得ません。複数のアプリが異なるサンプリングレートで音を送信すると、OSはこれらを統一し、ミックスするためにダウンサンプリングやアップサンプリングを行います。 Bit Perfectを実現するには? 簡単です。以下の2つの設定を行えば十分です。 DACをシステムのデフォルトオーディオデバイスに設定しない。 OSのオーディオ設定で、音楽再生用のDACデバイスがシステムデフォルトデバイスに設定されていないことを確認してください。もしデフォルトデバイスに設定されている場合、他のアプリやシステムの音がPCMデータに影響を与えます。この設定を解除すれば、OSでの設定は完了です。 音楽プレーヤーの機能を活用する。 再生する音楽の元のサンプリングレートがDACのサンプリングレートと一致している必要があります。例えば、96kHzのFLACファイルを再生する場合、DACも96kHzに設定する必要があります。 Pine Player Pro では「DAC優先モード」を提供しています。このモードでは、設定画面でDACデバイスを独立デバイスとして指定し、「DAC優先モード」を選択します。Pine Player Proは、再生する曲のサンプリングレートに合わせてOSのオーディオ設定を自動的に変更します。これにより、PCMデータは変更されず、そのままDACに送信されます。 結論 一部の音楽プレーヤーが宣伝するように、Bit Perfectは決して特別な機能ではありません。特にmacOSでは、独自のオーディオコアを構築することは不可能です。必要なのは、OSのオーディオコアのサンプリングレートを調整するだけです。他の処理を行う場合、それはもはやBit Perfectではありません。

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